
巻末の矢吹先生ロングインタビューが素晴らしかったです。ここまでのものとは…このインタビューを読むためだけでも購入する価値があるとさえ言えるほどです。箇条書きで考察していきましょう。
栴檀は双葉より芳し

当時の担当編集者が地元の両親を説得…どこかで聞いた話ではありませんか。

そうです。『バクマン。』の新妻エイジです。青森県出身という点はちがいますが、彼は矢吹先生をモデルにしたキャラだったのでしょうか?10代の週刊少年ジャンプデビューが異例であることは確かです。矢吹先生以外の10代の週刊少年ジャンプデビュー作家と申しますと、ゆでたまご先生くらいしか知らないですね…
全てを実戦の中で身に着ける

広島の長谷川良平投手や、西鉄の東尾修投手は全てを実戦の中で身に着けられたのは有名な話です。それにしてもネームを切られた回数すらほとんどないままとは…繰り返しますが「栴檀は双葉より芳し」ですね。
エロ枠にこだわる

そうですね。昔のジャンプでも、「北斗の拳」やら「ドラゴンボール」に加えて『電影少女』やら『変幻戦忍アスカ』があったわけでして…そうなんですよ。こういう作品は絶対必要なのですよ。矢吹先生はそれらを意識した上で描いておられたわけです。現在の週刊少年ジャンプでは「あねどきっ」がその任を帯びているのでしょうか?
衝撃の最終回について

「To LOVEる -とらぶる-」の衝撃の最終回をめぐりまして、当時はいろいろささやかれたものです。正直私も納得いかなかったです。
参考:トラブル162 さよならは言いません…「To LOVEる」な最終回に涙は似合いませんから…
しかしこんな意味があったなんて…確かに決着をつけてしまいますと、その後は絶対描けなくなってしまいます。それならば…

あえて日常のままに終わることを矢吹先生は選択されたわけですね。実際、普通に読んでいる限りでは最後の最後まで最終回ということには読者は気づかなかったと思います。

最終回の文字も入っていませんしね…またこの画集の別のページにはこうあります。

これはいつの日か、続編が期待できるということなのでしょうか?矢吹先生の「To LOVEる -とらぶる-」に対する愛情が感じられますね。
それに「ドラえもん」に「おばQ」のキャラが云々と言っておられますように、「To LOVEる -とらぶる-」にも『BLACK CAT』のキャラが多数出ていました。今後の新作にララや春菜が出てきてもおかしくない…そう思えてならないのです。
そう考えますと、あの最終回も納得です。日常のままに終わったならば、日常のままにはじめることが出来るのですから。どれだけの時が流れようとも、

またララたちの笑顔に会いたいです。私はいつまでも待ち続けますよ。涙が出てきました…
今後の作品

そして今後の作品は、バトル+ラブコメ…?『一騎当千』や『セキレイ』のような感じになるのでしょうか?いずれにせよ、今後も要注目と申せましょう。矢吹先生の新たなる門出を祝いつつ、今回の記事とさせていただきます。
追記:結局「To LOVEる -とらぶる-」の担当編集者は2人でした。後任だった内田氏…

この方に「To LOVEる -とらぶる-」の担当編集者が代替わりした時にはいろいろあったものです。詳細は下記を…
参考:「To LOVEる -とらぶる-」からおっぱいが消えた?非常事態にMMR緊急出動だ!
修正!修正!修正!「To LOVEる -とらぶる-」担当編集者、内田さんのお仕事はこんなに大変です!

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